4年前鬱になった時。
僕は、手の皮を剥く癖が止まらなくなった。

ストレスによって、僕は手の先、指の側面、手の関節、ひら、全て剥き始めて止まらない。

痛い、痛い、辞めたい。

親からも友達からも心配される。

やめてくれ、こんな醜い僕を可哀想な目で見ないで。
生きているのが恥ずかしくなるだろ。

つるつるの手が、雑巾のようにボロボロになっていったんだ。

苦しいから、足の裏の皮も剥いてしまう。
あ、一歩踏み出すたびに痛いよ。
だれか助けて。

そんなのやめなさい。
どんなに強く言っても、俺に言わないでくれ。皮を剥いているやつに言ってくれよ。

一人の部屋で苦しい苦しいと叫んでも声は虚しく壁に吸い込まれて消える。

ああ、ここがあの、苦しみの部屋。

だれもいなくて、僕一人だ。
静かで何の外的ストレスもない。
この空間にいるから苦しくなる。

苦しみは人と比較できない。
それぞれが一人でこの部屋に入っているから、それぞれの苦しみの中で叫んでいる。

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