「あなたの部屋に入ったことがないので入れてください」

「いやです。それは部屋が汚いとか、見られてはまずいものがあるからとか、そういうわけではないです。でも、いやなのです。とてもいや。」

「なぜ」

「なぜか?嫌悪感や不快感の理由を今すぐ自己省察して述べろというのか?そんなことすぐには無理に決まっているだろう。確かに今、嫌悪感を抱いたおかげで自己省察すべききっかけを入手したが、今言えることは、あなたに入ってほしくはないということだけだ。」

「どうしても入らればならない理由があるというならば、そうだな、二度と入りたくなくなるほどに汚くしておいてやろう」

そこまでいってもあなたは入ってくるのだろうか。

私にとっての快適な部屋が、あなたにとって不快なことなどあるに決まっているだろう。同じ人間でも、それぞれの価値観に違いがあるのは当然だろう。頼むから押し付けようとしてくるな。いやなら入らなければいいだろう。それともなんだ、お前は価値観を押し付けて洗脳することに一種の快楽でも覚えているのか。そんなに気持ちいいならよそでやってくれ。私は、そうだな、衛生状態の悪い国にでも移り住むよ。

いつだってあなたは価値観を押し付けてきた。それで私は改善されたか?価値観のボールをドアに投げ続けて、ドアは開いたか?そう、ドアは内側からの力でしか開かない。じゃあ出てくるのを待つしかないだろう。

ちゃんと話させて?ちゃんと聞いて?しかしそれは私でもあなたでもない何かに言うしかないということもなんとなくわかるよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です