日本はすごく多様性を認めている社会ですよね。
「そんなことない、すごく閉鎖的で単一の価値観だ」と主張する人が多くいる気がしますが、それはバーチャルなんじゃないかなと思っています。
どういうことかというと、日本は社会福祉がすごく充実しているからです。知らないだけで、実は他国に比べてものすごく弱者にも優しいです。また、歴史などを振り返っても、かつてないほど多様性を認めているなぁと感じます。比較優位です。
受けようと思えば生活保護があるし、年金制度もあります。例えば僕の行ったジョージアという国は年金制度が破綻して、今はありません。
引きこもりにたいして支援する施設やコミュニティーもたくさんあります。障害者福祉も充実しています。
多くの人々が知らないだけで、日本の社会のシステムではマイノリティーを救うような仕組みがめちゃくちゃたくさんあります。
多様性を認めよう!は社会のシステム的にはめちゃくちゃ充実しているんです。でも、人々の認識の多くは「多様性を認められない」という人が多いように思います。
でも多様性を認めないという立場もすごく分かります。多様性を認めていることで弱者や高齢者も生きていくことになります。そうすると社会福祉にかかるお金が膨れ上がり、働いている人にしわ寄せがいってしまい、ストレスが溜まってしまいます。
少人数で会社を作ったとき、多様性が大事だと言って小学生や超高齢者を受け入れても、コミュニケーションコストがかかりすぎて営利活動に支障がでる場合があります。
どの方向に社会が動いても、どこかでストレスのしわ寄せを抱える人が出てきてしまうように思います。
どうしたらいいんだろうね。全然わからんな。w
哲学史を勉強しているのですが、マジでずっといろんな頭いい人が考え続けてきたテーマなんだぁーと思うとすごく楽しいです。