2ヶ月の空白を経て

ブログを毎日更新するのを辞めて何日経っただろうか。

とだけ書いて久々にブログを読み返して見たが、最後に書いたのが7月11日、5月くらいから徐々に毎日更新をやめていた。しっかり辞めた7/11からもうすぐ2ヶ月になろうとしていた。

まずはっきり言えるのは、この休息期間は本当に意味のある時間だった。なんというか、ブログを毎日更新していたという過去を完璧に忘却した。これはかなり衝撃的な体験で、だってあれほど頑張って、それこそ書いてない日は寝ようとしたら思い出して書いてしまうほどに身体に染み付いていた、2年以上の習慣を、こんなに忘れ去る事ができるなんて。ジワジワ忘れたんではない、もう信じられないほどにさっぱりと忘れていた。これはこの記事を書き始める前から書こうと思っていた事だが、今さっきブログを読み返してより一層強く感じた。

ブログをやめようとした日の考えを覚えている。「なんかもう必要がないと思う。もうブログを書いてまで振り返らなくてもいい。むしろこのブログに文章化する事で自分を縛っている」とかそんなだ。とにかくブログを毎日書くという行為、「自分の毎日の思考の文章まとめを不特定多数の目につくところに置き続ける」というある種の異常行動を、もはやなんとも思わなくなったから。その行動によって享受していたメリット、それによって損失したことやデメリットをもはや正確に捉える事など不可能に近かった。だから訳がわからなくなって投げ出した。自分の中ではブログの方からフワフワと宙を舞っていったようだったが、今思うとただ投げ出しただけだった。

この後の2ヶ月は良く覚えてない。そしてこの最後のブログは明確に覚えている。最後のライブの日だ。それ以降、ライブをせず、作曲もほどほどにして、なんとなくVRして、たくさん清掃のバイトに明け暮れていた。全てが何となく気分でやっていた。幸いすぐに忙しくなったからブログのことなどとうの昔に忘れていた。

この2ヶ月はなんだかぼんやりだった。楽しいこともあった気がするけど、今はなんだか困っていることが多い気がする。いや、多くない、常に一定な量の困りごとがある。解決しそうでしない根本まで至れていないようなことがある。

ログに残していないだけで本当はたくさんの良いことや大きな進展があったのは間違いない。私がこの文章を書いている途中でブログを読み返したから相対的にバイアスがかかって何もないように感じてしまっているのは大いにあると思う。だから今からちょっと思い出す。

パッと思いつくのだと、実家に普通に帰るようになった。これは自分の中では凄まじい進化で間違いなくここ2年の中で一番大きい。なんというか認めたくなかったけどやっぱり僕は壮大な家出をしていたにすぎなかった。だからそれによって多くの問題や悩みが一気に解消した。

そう、満たされたんだ。ブログを書けば書くほど僕は自分が満たされていないことを発見してしまう。不足を追い求めてまたすぐに壊れてしまう。それが嫌だったんだ。読み返しても不足や欠陥だらけでもう気持ちが悪くなる。

そうしてブログをやめた。家出も終わった。大きな問題は解消された。満たされた。

満たされてしまった。

もう、自分で自分を苦しめていた苦しみが終わった。

そうなると、めっちゃ暇になった。

一人でやる遊びより他人となにかを一緒にやりたいつくりたい教えたい遊びたい。仕事はそれがうまく長くできる最高の遊びだってことも知った。一人では満たされすぎる。二人では不足すぎるから、楽しい。大勢ではほぼ何も意思疎通できない、だから楽しい。

ずっとずっと楽しいと思っていたこともやればやるほど慣れてきていた。もう慣れたことだらけになった。僕の周りにはもう慣れたことしかない。簡単に満たされる。

ここまで雑に書き散らした感じ、どうも僕は不足を探してアレコレ遊ぶのが一番好きみたいだ。

庵野監督も言っていた。欠けているものが面白い。多分、何を書いても全部欠けているし完璧なんかないしそもそも完璧ではあまりにもつまらなくて苦しい。

はぁもう何が言いたいかというととりあえずブログは再開していきますよ。また、本当にめんどくさいしマジでいやだけど意地でも更新しますよ。ブログは一人でフワフワとんでいかねぇよバカ。テメエがテメエで書くの辞めただけ。と自分にいきなりムカつきそうですがそれは過去の自分や今の自分に期待しすぎですね、素直にバカだと認めて、バカはバカらしく、でもちゃんと勉強しつつ、生きていこう。というか最近はもうマジでそれでしか生きていけないじゃんかと思うようになりました。

うわーめんどくせーーーーー絶対読み返してまた恥ずかしくなるよ!!せめて後で恥ずかしくならないくらいには自分に期待しすぎない人間になっておけるように今日から訓練し続けることだな!!!!!!!

はいおやすみ。