「アドバイス」は「フィードバック」として受け取りたい

ずっと遡って小中高校生時代。

僕のことを本当に大好きで本当に心配してくれる優しいお父さんは、僕が失敗しないようにたくさんのアドバイスをくれました。

僕はお父さんが大好きで仕方ないのでなんでも言う通りに選択し、努力し、高校も大学も優秀な学校に、僕も周りから慕われる存在に、何より、お父さんお母さんも僕をたくさん褒めてくれて、僕は本当に嬉しくて嬉しくて仕方なかった。

こんなに喜んで貰えるなら、ずっと言われたアドバイス通りに、完璧に、やっていけたら本望だと思っていました。

でも、大学生になって、あれ?僕って何がしたいんだろう。

僕って何なんだろう?

将来の自分の事を考えたらなんだかはっきりと、常に同じ事してる自分が思い浮かびました。

カナダで仲良くなった音楽の友達たちの多くは、自分の好きなことをやるために生きてる。

それは人間として普通だと言っている。

あれ、僕の好きなものってなんだっけ。


こんな話を聞きました。

ある、絵を描く少年がいました。彼は彼なりの個性ある絵を描くのが好きでした。ですが、両親も画家であったので、プロの画家としてたくさんのアドバイスを受けるようになりました。少年はたくさんアドバイスを受けた絵が、本当の自分の絵とは思えないけれど、たしかにクオリティーが高いのでコンペに出してみました。結果は、初の賞状獲得!両親は大喜び、少年も、本当は自分の絵と思っていないながらも、両親が喜んでくれたことでとっても嬉しくなりました。これからもアドバイス通りに上達していけば、プロになれるんだ!と確信しました。


この文章って、人によって受け取り方が全然違うんじゃないかなと思います。

プロとして食っていける力を付けられる事は本当に少年の生きていく力となる事は間違いないです。

所謂“プロ”は市場が何を求めているかを分析或いは体感的に理解し、自分のスタイルを上手いこと型に当てはめる事が非常に上手い人だと思います。

お金を稼ぐことはつまり市場の大きさを図り、その中でより多くの人に好きだと思っていただくために工夫する事です。

それはたしかに”プロ“というデータベースから学習するしかない。

自分の好きな事で食っていけるようになるというのは多くの人から認められる素晴らしいことだと思います。

でも少年は本当にそれだけで食っていきたいと思っているのでしょうか?一番大切な部分がちゃんと残っているでしょうか?

少年は自分の個性をたっぷり活かせるような絵が大好きだったのでは無いでしょうか?

お金というものさしによって、万人に分かりやすい型に落とし込んで個性を覆い隠すことで良かったのでしょうか?


そんな甘ったれた事言ってんじゃねえという声が全方位から聞こえてきそうですね。

そうかもです。

今まではそんな事できるわけなかった。

生きていくために必要で必死に頑張っていく必要があった。窮屈な市場で、もがき続けるしかなかった。「この狭い世界でお金を稼がないと生きていけない」


これからの時代はどうだろうか。

市場は、日本だけなのかな?

インターネットの出現によって私たちの生活は激変した。

インターネットによって作品を置いておくだけで地球の反対側まで届くようになってしまった。

人との繋がりがより高速で行われるようになった。

人との繋がりはお金よりもはるかに大きな財産で、お金というものが見直されはじめてきた。

お金はそんなにたくさん必要?

お金が、人々の欲求によって過剰に釣り上げられたおかしな定規に変形していないだろうか。

それってちゃんと価値を測れていますか?


そんなの理想論だ、うまくいくわけなかろう

という言葉が全方位から聞こえてきました。

全くその通りです!

うまくいくわけがないんです。

だから人は成長するのです。

失敗以外から学べる事は無いです。

失敗を避けて完璧にしようとすればするほど人間は停滞してしまいます。

失敗を恐れて失敗しない人は人間は変われないと信じています。

失敗を恐れず挑戦を続ける人は、人間は変われると確信しています。


そもそもですが、人間が好きな事をやる、もっというと今をひたすら楽しむという事は人間の動物としての本来の姿に近いのではないでしょうか。

十分に発達した技術がついに、人間を新たな角度から動物に戻してくれているのでは無いでしょうか。

進歩の過程で人間が動物としての感覚を忘れて、狂ってしまっただけだとしたら?


色々ごちゃごちゃと言ってしまいましたが、全て後付けのできるだけ客観的な説得できそうな事を言っただけです。

ワハハ。

あ、でも。

アドバイスを聞くなという話でもないです。人の意見を聞くなというはなしではないです。

それは裸の王様です。

アドバイスはフィードバック的に受け取れると次に繋がるはずです。

フィードバックを元に自分の現在の入力を見直してみるという操作が必要だと思います。

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