
ここ10年の人類の進歩は凄まじいです。指数関数のように進んでいます。
この指数関数が止まらなくなり、シンギュラリティーという点に到達するとまで言われています。
僕の大学は情報工学なのでもちろんそのような話を聞きますし、そんなことになるだろうという予測は正しいと思います。
でも全部人間の妄想です。
人間の妄想は上界がありませんので、無限に複利的に伸びていくように考えられてしまいます。計算機も同じで、再帰的に処理するので指数関数で伸びていきます。
人間が住む世界、地球はどうでしょうか?これは無限ではありません。資源は限りがあり、これは確実にスピードを上げて減ってきています。
SDGSという言葉を最近よく目にします。これはまさにこのままだと人間の妄想が地球の上界にぶち当たりますよ〜〜という事を言って、具体的な対策を考えようというものです。(画像の図みたいな)
前々から限界がくるよ!と言われていたのですが、あんまり感じないのでみんな忘れてしまっていました。
最近になって「流石にやばいのでは!」と思う人が増えてきたから流行り始めましたね。僕も流行りに乗っかって知りました。
そう、流石にやばいんですけど、この加速する人たちの妄想はそう簡単に止められない。
妄想、という表現を使ったのは必ずしも技術の発展だけが影響になっていると言うわけではないからです。妄想の代表的な例はお金です。
お金という紙をみんなが信頼しまくっているだけなので、これは妄想でしかない。
この妄想が膨らめば膨らむほど、地球には負荷がかかります。
こんだけスピードが速い状態から急いで軌道修正するにも、すぐに角度を変える事は不可能に近いです。
人間は急激な変化を嫌うように脳みそが設計されているので、じわじわと変えていく以外の方法がありません。
そのじわじわで、本当に上界に到達する前に撤退できるのか、結構怪しいんじゃないかなと思います。
人間は頭打たないと、失敗しないと何も分からないです。ガツンと頭を打つしかない。地球が壊れるかもしれませんが…
でもだからといって何もかも無駄というわけではありません。
小さな失敗を繰り返せば良い。失敗こそが次に繋がるので、小さく頭を打ち続けて軌道修正することです。小さな失敗をするための指標として、SDGSはものすごく有用だと思います。
今から個人レベルで持続可能な生活を作れたらいいなぁと思います。それが長い目で見ると、自分が集中して音楽を作り続けられる環境作りに繋がると思うので。