
昨日いいかねPaletteで深夜まで話していた中でこんな事を聞きました。
「言葉って、その人が本当に経験したりして腹にしっかり落ちている言葉でないと、なんだかしっくり来ないよね」
たしかにそうです。
例えば、流行っているカタカナ言葉をすぐ使っている人って、なんだか違和感があります。
そしてそれは、めちゃくちゃ使ったからと言ってその人のものになるわけでもないです。
しかし、どこかの社長だとか、めちゃめちゃ苦労してその言葉を身体で経験した人が同じ言葉を使うとすんなり受け入れられます。
その苦労したバックグラウンドを知っているか知らないかというのも関係ないです。
ただ、その人がその言葉をしっかり腹に落としているか否かでしかない。
なんでこの言葉に引っかかるのかというと、自分がたまにやっている気がしたからです。
カタカナ言葉を使っているわけではないですが、最近たくさん本を読んでいるので、まだ腹に落ちていない言葉も、本を借りて言っている気がします。
このブログでもそうかもしれません。
初期の頃は、少し調べたりしつつ考えをまとめましたが、自分の言葉以外を使ったこともあり、少し違和感がある気がします。
最近、ブログに慣れてきたので、もっと価値を持たせてみたいと思うようになりました。
パッと思いついたのは、様々な本から学んで実践したメンタルを改善する思考法などを解説したりするいいんじゃないかな?というものがありました。
しかし、早速本などで調べつつ記事を書いていると気づきました。
これ、自分の言葉じゃないかも…
そう思ってひとまず書くことをやめました。
音楽を作っているときも、同じようなことがあります。
◯◯というジャンルの曲の作り方!みたいなのを必死に目指していると、あれ、これ自分の音なのか?という気持ちになっちゃって、作る気が無くなってしまうことがあります。
そういう時は、自分が音楽で何をしたいのかを考え直しました。
僕は、ひたすら自分の表現をしたい。
自分のイメージする世界を作ってみたい。
それと同じように、自分は言葉で何をしたいのかを考えてみます。
どんなに本を読んでも、本当に腹に言葉を落とすためには実践あるのみだと思います。
その腹に落ちた言葉によって、たった一人でも何かが伝わって、生きていくための力になったりすると、とても嬉しいと思います。
本当に腹に落ちている言葉を大切にして、このブログを続けていきたい。