偏差と生きづらさ

樋口さんのブログのADHD検査に行った結果の記事が非常に面白いので、シェアと考察をします。

元記事はコチラ

https://higuchi.world/archives/1856

結局自己評価では完全にADHDだが、医学的見地からするとADHDではないというモヤモヤした結果になっています。ですが、分かったことも非常に多く興味深い結果なので本当に自分も受けてみたいです。

特に面白いと思ったのは、IQ検定の部分。


WAIS-III(IQ測定)

・基本的に、全部の数値が高い。特に、「処理速度」とよばれる、コンピュータでいうとCPUのクロック数に該当する部分が高い。

・そのなかで、一般的には高いが他に比べると比較的低い部分がどうしてもでてきてしまう。それが、樋口さんの場合は、作業記憶と呼ばれる部分。コンピュータにたとえると、ワーキングメモリ。

・マルチタスクで同時に複数の思考を走らせる場合、CPUの処理速度が早いため、ひとつのタスクに取り組みだすと急速に処理をはじめてしまい、ひとつのタスクがCPUを専有してしまうような状況になる。これが、一つのことをはじめると周りが見えなくなる原因になっているかもしれない。

・他の人が気づかなくていいことまで気づいてしまうことがあるので、大変なこともある。

・IQ130以上は2.2%。IQ136となるとさらに割合が低く、約1%ほど。日本人の平均値、IQ100からみると36もかけ離れている。
これは平均値からの乖離でいうと下に36離れているIQ64であることと変わらない。人によっては普通の社会生活に弊害をきたす場合もある。


これ、まず面白いのが後半の知能が高い事は知能が低い事と生きづら的に同じという事が書かれている点。

IQが高いと、ひとつの言葉や事象を与えるだけで、様々な関連性を見出し、抽象化し、気づきを得ます。よって、話が自分の中では繋がっているのに、相手には話が飛躍したようにしか見えないという事が起こり得ます。

これが、よく言われる「IQが20離れると会話が難しくなる」というものです。

IQの分布は正規分布に近くなりますので70-130の間に95%の人がいます。

これは確かに話の合う人が見つけづらいのかも知れません。

しかし、それだけではありません。

IQ70以下であることを知的障害がある、という風に定められており、平均からの乖離度を考えるとIQ130以上というのは知的障害を疑ってしまうようなことも起こり得る、という事もあります。

なぜそうなるのかというと、書かれている通り、ワーキングメモリの不足による影響です。


色々ワーキングメモリについて調べたことがあるので、この結果はなるほどと思いました。

パソコンで言うところのメモリと同じで、机で言うところの机の広さです。

机にたくさん教科書を広げても全て処理できる能力(IQ、CPU)を持ちながらも机は小さいので教科書が下に落ち、結果重大なミスや、忘却に繋がっていくというものです。

また、処理できるからという理由で机に教科書を広げまくっていると、机に落書きができません。余白によって頭が休憩できないと、不安症やメンタルの悪化に繋がります。

これもワーキングメモリの不足による影響です。

実際に、ADHDだと思ったらただIQが高すぎて、精神障害を疑っただけだったという話はよくあるらしいのです。


知能指数が高い事は、幸福度には影響しないそうです。

高すぎて乖離していると、社会には適合できないのでしょうね…。


話は変わりますが今日塾の先生をしました。

いつもと違う会場で初めて合う生徒で、ちょっと興味深い子がいました。中学2年生の男の子です。

全く宿題をしないので厳しめの先生に怒られているが、全く反省しないのです。面白がってその先生が離れてから話をしてみました。

すると、「宿題をする意味がわからないです。宿題は手段であって目的が勉強して知識をつける事なら宿題は必要じゃない人もいるじゃないですか。分からないところだけ聞けばいいし、どうしてみんなでダラダラ授業受けなきゃいけないんだ。俺は早くスマブラしたい…」

みたいなことを言ってました。

そのほかにも合理的ではない事に気づき説明してくれました。僕もよく考えることなので話が合いました。

彼は一度も夏休みの宿題は終わったことがないらしいのです。しかしテストの点数は取っていく。非合理な事に気づき、意見を言うことができる。

こんな面白い子がいるのに、学校でも先生に怒られてばかり。

きっとこの子も平気からの偏差が大きくて、色々気づきすぎてしまい、合理的でないことは徹底してできなくなっちゃう子なんだろうなと思った。

IQは自分の精神年齢➗実年齢であるから実年齢は分母であるため、同年代からの乖離度を考えてあります。

こんな子が、のびのびと自分らしく居られる教育を作りたいなと感じた。


僕はどうなんだろうな。調べてみたい。



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