
今日は塾の先生をしてました。
少し集中力がない子に付いていて、宿題がなかなか進まないなぁと思っていた時、
「あー1秒が60分あればいいのに」
と、その子は言いました。
「お、じゃあそれ、一日が何時間になるのかな?計算してみよ!」
となんとなく言ってみると、
「計算してみる!!!」
と、意外にも食い気味で答えてくれるもんだから宿題放り出して一緒に計算しました。
1秒=60分の世界
1分は60秒、この世界では60×60=3600秒
つまり3600倍の世界。
と考えたら楽だけど、あえて言わずに秒から分へ。分から時間へ。時間から一日、半年、一年と計算していきました。
今まで宿題が進まなかったのが嘘のように、大きな桁の計算まで自分の力でやっていくのです。
できた〜〜!と最後まで計算した後は一緒に達成感に包まれました。
休憩時間も友達に、その計算の話をイキイキとしています。
その後は、実際にそんな世界が宇宙にあるという話をしました。
木星は11.8年で地球の1年と同じ公転をする事など。
自分が望んで、自分の手で計算した世界が宇宙にあるんだという流れは、彼もとても楽しんでくれた。
この感覚が、勉強することや、学び方の形であって欲しいな。