音を立てず

この場所を離れる方法を探していたあの日 

美しい夜だった

高くて深い夜空だった

私は貴女の手を握った


南風は私たちをどこに連れて行くのか

瞬く間も無く一瞬で

夢見てた

夢のような場所を

一面の花が

咲き誇って、死んでゆく場所を

吹いている

南風は私達をどこへ連れて行くのか


***


貴女の休みの日は

私の休みの日だ

貴女が私といる間は

まだ息をするのが難しい

貴女は私の空気

貴女は私の人生

たった今この道を信じると決めた


南風は私たちをどこに連れて行くのか

言葉を発する間も無い刹那に

話をしようよ

誰も聞く事のできない

誰も理解する事のできない

私達の言葉で

夢見てた

夢のような場所を

美しい夕日が

世界を照らして、暗闇に溶けていくような

吹いている

南風は私達をどこへ連れて行くのか


風吹き荒れる夜を歩く

前よりも

過去よりも

私達の道は輝いている

私達はここに一緒にいるから

もう大丈夫だ

一歩ずつ

少しずつ

感じてる

私達の行く場所を

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